5月〜6月の管理レシピ

6月下旬~7月下旬が芽切りの適期

黒松の 芽切り は6月20日頃からスタートするのが一般的です。全体の芽の力(長さ)にばらつきがあるようなら 芽切り を2回に分け、最初に弱い芽を切り、1週間から10日後に残しておいた強い芽を切ります。
通常7月上旬で芽を切り終えますが、小品盆栽などなるべく葉を短くしたいものは、7月上~中旬くらいに時期をずらします。関東以北など夏の短い地域では、逆に芽切り時期を早めます。
春に葉すかしをしていないものは、 芽切り と同時に葉をすかします。

さつき・花後の剪定

花の観賞を終えたらなるべく早く花ガラを取り、軽く肥料を置いて10日ほど休めます。
花後の剪定は開花から6月20日頃までが作業適期。たくさん吹いた芽の中から、平均的な強さの2芽を選んで残します。あとは欲しい長さによって1~2節を残して切ったり、元葉まで追い込んだりします。長さが足りない、もっと太らせたいなどの場合は先を止めずに走らせておきます。
この剪定と同時に植え替えをする人がいますが、なるべく避けておいてほうがよいでしょう。

樹種別作業・管理ポイント

ぶ な  芽つみ

ぶなの 芽つみ 適期は新芽の長さで判断します。だいたい4~5cmくらい伸びたとき、2節残しで切るのが基本です。
芽つみ と同時に葉すかしも行いましょう。葉が多くて フトコロ が蒸れそうな部分があれば、 新梢 の付け根近辺の葉を1~2枚取って風通しをよくしておきます。

五葉松  芽つみ

五葉松は黒松のような 芽切り をするわけではなく、 芽つみ もごく簡単です。輪郭線から飛び出すような強い新芽を見つけたら、その軸の太さを確認し、新芽を途中で折り取って生長を止めます。

杜 松  切り込み

枝づくり段階の場合は、いったん新芽を走らせてから 切り込み ます。新芽の軸が必要な太さになったとき、緑色の軸のところで必要な長さまで切りつめます。
同時に古葉をすかしましょう。古軸(茶色い部分)にへばりついた古葉をピンセットで取り去り、軸元の風通しをよくしておきます。

5月~6月のワンポイントアドバイス
黒松 強いローソク芽を途中で折り取って止める。小枝の切りすかし可能
五葉松 輪郭線から飛び出すような長くて強いミドリ芽は、途中で折り取って止めておく
真 柏 新芽の先を指でつみ取って二番芽を吹かせる
蝦夷松 先月に引き続き芽つみをする。伸ばしたい枝の芽はつまない
赤 松 浸透性の強い殺虫剤を散布して、シンクイムシの予防に努める
杜 松 植え替え、切り込み、芽つみの適期。小枝元の古葉すかし、新芽の途中で切る
5月~9月の間は芽つみの繰り返し。5月から梅雨中は挿し木の適期
山もみじ 芽つみ。枝をゴツくさせないために、不要な二番芽は早めにかき取る
芽つみ・葉刈りで節間を短くし、小枝の数を増やす。葉刈りと同時に植え替えも可能
けやき 輪郭から飛び出す芽を芽つみする。5月下旬~梅雨中は取り木の適期
ぶ な 芽つみ適期。取り木は5月下旬~6月上旬。枝がゴツくなるので肥料は控えめ
いぼた 新芽がある程度伸びたら、1~2節で切りつめるかたちの芽つみを繰り返す
梅もどき 芽つみ適期。6月頃開花。開花中に雄木と交配する。肥料は結実してから与える
かりん 6月頃には実止まりする。枝が硬いので早めに針金で押さえる。6月は取り木適期
ピラカンサ 開花期は5~6月。若木は新芽を1~2節に切り込んで枝づくりに専念する
姫りんご 深山かいどうと交配する。捨て枝を作りながら、長く伸びた新芽を3~4節で止める
つる梅
もどき
5~6月に開花する。雄花を雌花につけて人工交配する
老爺柿 枝づくりの段階の樹は葉刈りできる。葉元を残して切る。取り木も可能
まゆみ 5~6月開花。雄木と交配させる。芽つみは5月初旬に
くちなし 6月開花。他のくちなしの花と人工交配すると結実率が高くなる
きんず 枝元に吹く不要芽は早めにかき取る。5~6月は取り木の適期
美 男
かずら
葉が大きいので蒸発量が多いため水切れに注意
さつき 花を観賞したら早めに花ガラを取り、お礼肥を与えて1週間休ませ、花後の剪定